パジャマは毎日の睡眠でとっても大切な役割を果たしています。毎日着るパジャマはパッと見は汚れていないように見えても、実は寝ている間にコップ1杯分の汗を吸収するといわれています。何日も洗わずに同じパジャマで寝ていると汚れがたまって肌荒れの原因になったり、着るだけで不快な気持ちになって寝心地が悪くなってきたりすることも・・・清潔で快適なパジャマを着用するためには、適切な洗濯方法でお手入れすることが大切です。
今回は、パジャマの洗濯頻度や素材別の洗濯方法、洗剤や漂白剤の選び方と使用方法についても詳しく解説していきます。お手入れがしっかりできることで、大好きなパジャマをより長くお気に入りのアイテムとして着用することができます。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
パジャマの洗濯の頻度はどのくらい?
パジャマを洗う頻度によって、汚れ具合や生地の傷み具合も変わってきますが、
あなたは、パジャマは毎日洗う派ですか?
それとも何日かおきに洗う派ですか?
中には1週間着っぱなしという強者もいるようですが、他のみんなは普通どのくらいの頻度でパジャマを洗っているのでしょうか?
パジャマの洗濯頻度は、素材や季節によって変わる!
パジャマ洗濯の頻度は個人の汗のかき具合や素材によって異なりますが、一般的には2日に1度位の方が多いよう。ただし、パジャマの洗濯頻度は素材や季節、人によっても変わります。例えば、夏場は汗をたくさんかくため、1~2日で洗濯する方が良いのですが、冬場は3日に1度程度でも大丈夫です。でも人によっては、汗をかきやすい場合や皮脂が多い方の場合は毎日洗う方が良いこともあります。
また、パジャマの素材によっては洗濯の頻度を調整することが大切です。例えば綿素材のパジャマなら毎日ジャブジャブ洗っても問題ありませんが、シルク素材のパジャマは頻繁な洗濯には耐えられないため、洗濯の間隔をあけることが必要です。
日々の汗や皮脂の汚れからパジャマを守るためのポイント
日々の汗や皮脂の汚れからパジャマを守るためには、以下のポイントに気を付けてみると良いでしょう!
タオルはスーッと水をしっかり吸水してくれる吸収力と、肌に優しい綿素材であることが大切です。ただし綿素材のものは肌に優しい反面、薄くごわついて感じることもあります。オススメなのが、肌に直接触れない部分にマイクロファイバーを使用して、肌に触れる部分にはふっくら立ち上がる綿素材を使用したココチエナシリーズのタオル。
洗うほどに膨らむフワフワ感と、肌に触れる部分は優しい綿素材、マイクロファイバーの吸水力といいとこどりしたタオルは一度使うとやみつきになってしまいます。ベチャベチャになりにくいので、お風呂上りはもちろん、洗面所など同じタオルを何人もの人が使う場所にもオススメのタオルです。
制汗剤はスプレータイプやロールタイプ等色々ありますが、汗をかいてしまう前に制汗剤を使うことで、発汗そのものをおさえたり、汗の量をおさえてくれたり、体の臭いの発生を防いでくれる効果があるため、パジャマを汚れにくくしてくれるのです。
汗をふきとらず、放置することで汗の臭いは強くなってしまいます。ひどい場合には、衣類に残った雑菌が汗や皮脂を分解して、臭いを発生させてしまうことがありますので、汗をよくかくという方はお風呂上りに顔に化粧水を毎日塗るのと同じように、腋下に制汗剤を使うようクセづけると良いでしょう。
洗濯後の乾燥に関しては、紫外線や日光からの色褪せを防ぐため、日光の直射を避けた風通しの良い場所で陰干しすることがおすすめです。
これらのポイントを押さえることで、パジャマを清潔に保ち、長持ちさせることができます。
パジャマの正しい洗い方

素材別のパジャマ洗濯方法によって、服の寿命を延ばすことができます。例えば、コットン素材やポリエステルのパジャマは洗濯機で丸洗いが可能ですが、デリケートなシルクやレーヨン素材のものや、繊細なレースやリボンなどがついているようなパジャマは手洗いがおすすめです。また、洗剤選びも重要で、衣類の表示に従って適切な洗剤を選びましょう。
洗濯絵表示をきちんと確認しましょう
洗おうと思っているパジャマが綿素材なのか、ポリエステル素材なのか、レーヨン素材なのか、麻素材なのか、絹(シルク)素材なのか、まずは洗濯ネームをしっかりみて確認しましょう。洗濯絵表示が記載されている洗濯ネームは、トップスの場合は左サイド、ボトムスの場合は左サイドかお尻側についていることが多くなっています。
素材の組成によっても洗濯方法が変わりますので、必ず洗濯ネームをチェックするようにして下さい。
シルクなどのデリケート素材の場合は手洗いだと認識している人も多いかと思いますが、レーヨンなど他の素材の場合はどうでしょうか?手触りなどからなんとなく洗濯できそうな素材だな~と思っていても、絵表示を見ると手洗いなどの場合もあります。後で後悔しないためにも、洗濯方法や洗剤なども洗濯絵表示をみる癖をつけましょう。正しく洗濯を行うことで、パジャマを長く使うことができますよ。
洗う時は、パジャマは表側か裏返しにするのかどちらが正解?
知らない人も多いかもしれませんが、実はパジャマを洗う時だけに限らず、服を洗う時は、汚れている方を表側にして洗うのが正しい洗濯方法なのです。特にパジャマの場合は、寝る時に着るものなので外側に汚れがつくというより、肌にあたる裏側に汗や皮脂などの汚れがついてしまいます。そのため、必ず汚れの付いた面が表になるように裏返しにして洗うようにしましょう。その方が水流や洗剤があたる部分が多くなり、裏側についた汚れが落ちやすくなるからです。
また、パジャマの表面を外側にして洗ってしまうと生地同士が擦れてしまったり、洗濯槽にぶつかって毛玉ができたりキズがついてしまったりと、どうしても外側になっている面が傷みやすくなってしまいます。さらに色あせに関しても、外側になっている方が色があせやすくなってしまいます。
生地が傷んでしまうと、どうしてもみすぼらしくみえてしまいます、あなたのお気に入りのパジャマを長く使うためにも、洗濯する時には裏返して洗ってみてください。汚れが落ちやすいだけでなくパジャマの生地の傷みや色あせなども防止してくれます。ひと手間で生地の傷みをふせぐことができますので、ぜひお家でもやってみてくださいね。
毎回、洗濯する時にはパジャマを裏返しにして(汚れている面を表側にして)洗うようにしましょう。
必ず洗濯ネットに入れてから洗いましょう
パジャマを洗う時には、手洗いがおすすめのデリケートな素材や色落ちしやすいアイテムだけでなく、基本的には毎回洗濯ネットを利用すると、パジャマの生地を傷めず優しく洗うことができます。
また、綿100%などの天然素材のパジャマは使ったり洗濯したりしたとしても、パジャマの生地に毛玉ができてしまうことは基本的にありません。但し、一緒に洗濯した他の服などの繊維が付いてしてしまって毛玉が付いているように見えてしまう場合があります。
毛玉は洗濯すれば自然にとれることもありますが、洗濯ネットなしでパジャマを洗濯してしまって他の洋服の繊維がついてしまうと、手で注意深く取ったり、洋服ブラシで掃き落としたり、最終的には毛玉取り器を使う等しないとなかなか取れなくなってしまいます。
洗濯ネットに入れる際もできるだけ素材ごとに「綿素材のものだけ」「他の素材はコレ」といった風に洗濯ネットを分けるようにすると良いでしょう。毛玉を防ぐためにも必ず洗濯ネットに入れて洗うようにしましょう。
どの素材の場合でも洗濯機で洗う場合は、生地を傷めないよう洗濯する前に必ず洗濯ネットに入れましょう。
綿100%のパジャマ洗濯の注意点
綿100%のパジャマやポリエステル素材のパジャマは、素材自体はデリケートではありませんが、適切な洗濯方法を知っておくことは大切です。
通常は、柔軟剤を使用することで、生地への摩擦を抑えることができますが、綿素材の中でも特にガーゼ素材のパジャマの場合は、生地を柔らかくしすぎてしまって穴があいてしまうことがありますので、柔軟剤を使用しないよう注意しましょう。
また、綿素材は繊維が詰まりやすいため、汚れが落ちにくくなることがあります。その場合、洗剤を直接汚れ部分につけてから洗濯することで、効果的に落とすことが可能です。
デリケートなシルク素材のパジャマは手洗いがおすすめ
シルク素材のパジャマは、デリケートで高級感のある素材ですが、適切な手入れをしないとすぐに劣化してしまいます。
シルクパジャマの洗濯方法としては、手洗いがおすすめです。手洗いをする際は、洗面器にぬるま湯と中性洗剤を入れ、軽く押し洗いを行いましょう。シルクは摩擦に弱いため、激しく擦らず、やさしく洗ってください。
また、シルクは紫外線や水分に弱いので、陰干しで風通しの良い場所に干しましょう。乾燥する際、絶対に直射日光下で干さないように注意してください。
シルクパジャマにはアイロンが必要な場合がありますが、その際はできるだけあて布をするなどして、低温でかけてください。適切な手入れをすることで、シルクパジャマを長くお使いいただけます。
洗濯洗剤の選び方と使用方法
洗濯用の洗剤は様々なメーカーから多くの種類が販売されています。一口に洗濯用の洗剤と言っても大きく分けて酸性・中性・アルカリ性の3種類があります。洗濯したいと思う汚れの原因にも油汚れなどの酸性汚れ、水あかなどのアルカリ性汚れがあります。

洗濯洗剤の選び方は、素材や汚れ具合によって変わります。基本的に洗濯洗剤を選ぶ場合は、「洗濯したい汚れと反対の性質をもつ洗剤」を使うとよく落とすことができます。例えば、酸性の汚れにはアルカリ性の洗濯洗剤を使って、中性に中和させて汚れを落とし、アルカリ性の汚れには酸性の洗濯洗剤を使って中和させて落とすと汚れが落ちやすいです。目に見えるような絶対に落とさなければいけない汚れがない、毎日のお洗濯などの場合は、中性洗剤を使っておくと良いでしょう。
中性の洗濯洗剤
汚れの原因がわからない場合や、パジャマなどの毎日のお洗濯には、中性洗剤を使用するのが良いでしょう。酸性とアルカリ性の中間の性質を持っている「ナノックスone」「アタックZERO」「ボールド」などの中性洗剤は、酸性の洗濯洗剤やアルカリ性の洗濯洗剤に比べると強い性質はありませんが、洗浄力が緩やかな分、生地をいためにくく肌への刺激が少ないのでオススメです。
「中性洗剤の洗浄力が緩やかってことは、汚れ落ちが悪いのでは?」と心配になる方もいるかもしれませんが、その心配はいりません!洗浄力はありながらも、酸性とアルカリ性の両方の性質を持っているいるため、汚れによって洗剤を使い分ける必要がなく、色褪せ防止効果もあるため、カラフルなパジャマも安心して洗濯できます。
中性洗剤は、繊維を傷めず、汚れをしっかり落としながら、生地を傷めず、色褪せも防ぐことができる良いことだらけの洗剤なのです。ただし、シルクや、レーヨン、ウール、麻、カシミヤなどのデリケートな素材の場合は、中性洗剤ではなくユーカランなどのデリケート製品専用の洗剤を使うようにしましょう。
アルカリ性の洗濯洗剤
「アリエール ジェルボール4D」や「アタック抗菌EX」「さらさ」「トップ」などをはじめとするアルカリ性の洗濯洗剤には弱アルカリ性とアルカリ性の2種類があり、弱アルカリ性よりアルカリ性の洗濯洗剤の方が強力です。ただし、ほとんどの洗濯洗剤は弱アルカリ性となっています。
弱アルカリ性は中性に比べて洗浄力が高く、皮脂汚れやタンパク質汚れの洗濯に向いています。また、毎日の洗濯でしっかりと汚れを落としたい方や、強めの洗浄力を求める場合は、弱アルカリ性の洗剤を選びましょう。
酸性の洗濯洗剤
「アタック 除菌アドバンス」などの酸性の洗剤は、水あかや石鹸カスなどのアルカリ性の汚れ落としやアンモニア臭などのニオイ消しに向いています。ただ、酸性の洗剤で気を付けたいのは塩素系の製品と混ぜてしまうこと。裏面の表示はよく確認するようにしましょう。ワイドハイターは併用して大丈夫な洗濯洗剤でもキッチンハイターを混ぜてしまうと有毒ガスが発生してしまいますので、併用しないよう注意してくださいね。
また、酵素系の洗濯洗剤はシルクを溶かしてしまいますのでシルクのパジャマへの使用は避けて下さい。
洗濯の時に、液体洗剤と粉末洗剤はどちらを使えばいい?
洗濯用洗剤と言えば昔は粉末洗剤が定番でしたが、最近では液体洗剤が主流になっています。液体洗剤と一口にいってもワンハンドで使えるプッシュ式のものや、ジェルボールなどの種類も増え、縦型洗濯機だけでなく、ドラム式洗濯機にも対応できるものがほとんどです。
洗濯洗剤と洗濯機の相性は特にありませんが、ドラム式洗濯機で洗濯する場合は少し注意が必要です。元々のドラム式洗濯機の仕様として節水のため洗濯時の水量が少なくなっている機種がほとんどです。そのため、ドラム式洗濯機で粉末洗剤やジェルボールタイプの洗濯用洗剤を使用する場合は溶け残って洗濯槽の後ろにたまり、カビが発生してしまうことがあるため注意が必要です。
ドラム式洗濯機で粉末洗剤を使用する場合は、直接洗剤投入口に入れずに別のカップに規定量の粉末洗剤を入れ、40~50℃のぬるま湯でしっかりと洗濯洗剤を溶かしてから洗剤の投入口に入れるようにしましょう。それが手間だと感じる場合は、はじめから液体洗剤の方を選ぶようにしましょう。
また、洗濯洗剤を洗濯物の上に直接振りかける方もいらっしゃいますが、機種によっては溶け残ってしまったり、洗濯洗剤の持つ能力を十分に発揮できないことがありますので、できるだけしないようにし、洗剤投入口にいれるようにしましょう。
蛍光剤の入った洗剤は使ってもいいの?
洗濯洗剤を選ぶ際に必ず押さえておきたいチェックポイントが「蛍光増白剤(蛍光剤)」がはいっている洗剤なのか、入っていない洗剤なのかということです。蛍光剤は目に見えない紫外線を吸収して、肉眼で見える青白い光(蛍光)に変えるため、Yシャツなど白いものをより白くみせる効果があります。そのため白シャツや白い肌着などに使うのには白く見えて良いのですが、生成りやパステルカラーなど淡い色のパジャマの場合は、使用すると白っぽくあせてみえてしまうことがあります。そのため、色柄物のパジャマを洗濯する場合や白以外の他の洋服と一緒に洗濯する場合は蛍光剤の入っていない洗剤を選ぶようにしましょう。
蛍光剤がはいっているかどうかの確認は、成分欄やパッケージの裏面に記入されていますので必ずチェックするようにしましょう。パッケージ裏面の成分欄に「蛍光増白剤」という記載がある場合は、蛍光剤が含まれています。全体的に白物衣類の量が減ってきている最近では、蛍光増白剤(蛍光剤)無配合をうたった洗濯用洗剤が多く発売されているため、裏面などに「蛍光増白剤を配合していません」という記載がされていることもあります。
柔軟剤の選び方と使い方
次は、柔軟剤の選び方や使い方についてです。柔軟剤を使うと、柔軟剤に含まれている界面活性剤が生地の表面をコーティングし、潤滑油のような役割をしてくれるため、生地のすべりがよくなり、パジャマがふんわりとなめらかに仕上がります。
柔軟剤は、洗濯のたびに毎回使わないといけないものと思っていたり、入れる方がいいかな~と思ってなんとなく毎回入れているという方も多いかもしれません。ですが、柔軟剤は洗濯のたびに必ず使わなければならないアイテムではありません。
もちろん柔軟剤を使用することで、パジャマをやわらかく洗い上げて肌触りを良くしたり、汗やタバコなどのイヤなニオイを消臭・防臭してくれ寝ている時にパジャマから良い香りがふんわりと漂ってきたり、静電気を抑える帯電防止効果や花粉やホコリをつきにくくするブロック効果というメリットもあります。
しかし、パジャマの素材によっては、柔軟剤を使用しないほうがよい場合もあります。どうしても柔軟剤を使用したいという場合は、肌への刺激が少ない種類を選び、少量で投入するようにしましょう。
柔軟剤が向いていない素材
例えば、シルクなどのデリケートな素材は、柔軟剤が生地の編みを乱してしまい、ダメージを与える恐れがあるため、使用を避けましょう。また、ウール素材のものは柔軟剤の成分がウール繊維の撚り(ねじって糸にした繊維の束)を緩めてしまうことがあり、ピリング(毛玉)が発生しやすくなってしまうことがあります。
ガーゼ素材の場合はもともとやわらかなガーゼ素材が柔軟剤のせいでやわらかくなりすぎて編み目がゆるみ、穴が開いたようにみえてしまったり、糸が切れてしまったりする場合がありますので、柔軟剤は使わず洗濯用洗剤だけで洗濯するようにしましょう。ガーゼは洗濯するたびに柔らかく肌触りが良くなってきますので、柔軟剤を使わなくても十分柔らかく仕上がります。
柔軟剤がタオルの繊維と繊維の間に詰まってしまい、吸水性が低下する可能性があるタオル地のパジャマも柔軟剤は良くありません。
柔軟剤の正しい使い方

全自動縦型洗濯機やドラム式洗濯機を使用して洗濯をする際は、洗濯前に柔軟剤用の投入口に規定量の柔軟剤を入れると、最終のすすぎの時に自動で柔軟剤を投入してくれます。柔軟剤の投入口は洗濯用洗剤用と柔軟剤用で分かれていることが多いので、必ず正しい位置に入れるようにしてください。
二層式洗濯機の場合は、面倒ですが最終のすすぎの際に自分で洗濯機のフタを開けて柔軟剤を投入する必要があります。すすぎ2回の洗濯時には2回目のすすぎの水に、すすぎ1回の洗濯時には1回目のすすぎの水に柔軟剤を入れるようにしましょう。
柔軟剤は洗濯用の洗剤と同時に洗濯槽の中に入れてしまうと、柔軟剤と洗濯洗剤の機能が反発しあって効果を発揮できなくなりますので、必ず別々の投入口に入れるようにしましょう。
柔軟剤の規定量は必ず守りましょう
柔軟剤の効果を得るためには、柔軟剤の規定量を守って使うことが大切です。パジャマやタオルなどの洗濯物の量や水量に合った量の柔軟剤を必ず測ってから入れるようにしてください。「もっとふんわりさせたい」、「やわらかな肌ざわりにしたい」からといって規定よりも多くの柔軟剤を入れてしまったり、電気代や水道代の節約のために一度に規定以上の大量の洗濯物を入れて洗濯をするのは止めましょう。
規定量よりも多くの柔軟剤を入れて洗濯すると、柔軟剤自体が汚れになってしまったりカビの原因になったりしてしまう場合がありますので注意しましょう。また、次に洗濯した際に生地に大量についてしまった柔軟剤を剥がすことに洗剤成分が使われることになってしまうため、汚れをきちんと落とすことができなくなってしまうことになる場合も。。。
また、節約や節電などのために規定量以上の洗濯物を無理に詰め込むのはやめましょう。洗濯槽に入ったから洗濯できると思っていても、適量以上の洗濯物を洗濯槽に無理に入れてしまうと、十分な水量が洗濯物にかからず汚れをきれいに落とすことができません。洗濯物にまだ汚れがついたままの状態で柔軟剤を使ってしまうと、柔軟剤によって汚れごと洗濯物がコーティングされてしまうため、黒ずみや異臭の原因となってしまいますので注意しましょう
柔軟剤の香りを残したい時
柔軟剤の香りをパジャマに残しやすくしたい時には、柔軟剤はアロマタイプを選んで、洗濯洗剤には無香料のタイプや優しい香りの洗濯洗剤を選ぶようにしましょう。
また自分好みの香りにしたいからといって複数のアロマタイプの柔軟剤を混ぜて使用するのはやめましょう。1つずつは素敵な香りでも混ぜてしまうと香りがきつくなってしまったり、嫌な香りになってしまうことがあります。
脱水をしっかりしすぎてしまうとせっかくの柔軟剤の香りが脱水と共に飛んでしまいますので、脱水する時間は通常3分以下、薄手のものなら1分以下にすると良いでしょう。
また、タンブラー乾燥機を使ってしまうと熱や摩擦で柔軟剤の微粒子が剥がれてしまうため、香りが飛んでしまいますので、柔軟剤の香りを残したい場合は避けた方が良いでしょう。また、外で天日干しするよりも室内干しをした方が、柔軟剤の香りが残りやすいので、香りを残したい人はぜひ試してみてくださいね。
柔軟剤の香りを控えめにしたい時
強い香りが苦手な人や、毎日香水を愛用している人は、逆に「香り控えめ」「微香」や「無香料」の柔軟剤を選ぶようにしましょう。
柔軟剤によっては香りの強さの目安を記載してくれている場合もありますので、その表示をチエックして「強」のものは避けるようにしましょう。
また、「この香りが好きだけど、アロマタイプのものを規定量で使用すると香りが強すぎる」という場合は、無香料の柔軟剤と混ぜて使用してみると、香りが穏やかになりますよ。
柔軟剤を使用する場合は、すすぎを2回行うことをおすすめします。水道や電気代をムダにしないために「節水モード」や「時短モード」で、すすぎ回数を減らしている人も多いかもしれませんが、すすぎ1回だけでは、残った洗剤の働きと柔軟剤の働きがぶつかってしまい、洗い上がりがよくなりません。すすぎの回数が少ないと、衣服に付着した洗剤などの成分が残りやすくなってしまいますので、肌へのダメージが大きくなってしまいます。
洗濯機の通常コースであれば、だいたいすすぎは2回行われるので問題ありません。しかし、「スピードコース」など、すすぎを1回しかしないコースの場合は、すすぎを2回に設定するようにしましょう。注水すすぎの使用は水量過多となってしまいますので避けるようにしましょう。
漂白剤の使用は素材に応じて!
漂白剤は、汚れが落ちにくい衣類のお手入れに役立ちますが、全てのパジャマに使えるわけではありません。素材によっては、漂白剤の使用が適さない場合もあるため、注意しましょう。
基本的な毎日のパジャマのお洗濯の場合は特に必要ありませんが、汚れや臭いがひどい場合は、漂白剤を使って洗濯すしても良いでしょう。ただし、漂白剤を使用する際は、必ず表示されている手順に従ってください。また、漂白剤の選び方もポイントです。染み抜き専用のものや、塩素系・酸素系など、種類によって効果や使用方法が異なりますので、適切なものを選んでください。
まず、パジャマの素材表示をよく確認し、使用が可能かどうかチェックしてください。綿やリネンならば、漂白剤を利用できますが、シルクやデリケートな素材のパジャマに使うのは避けるようにしましょう。また、漂白剤を使用する際には、必要な量を守り、長時間の漬け置きを避けることがポイントです。過剰な使用や長時間の放置は、生地にダメージを与える原因となります。
最後に、漂白剤を使ったあとは、十分に水で洗い流すことが大切です。漂白剤が残ったままでは、皮膚に刺激を与えることがありますので、注意が必要です。
まとめ:パジャマの洗濯お手入れ知識で清潔な睡眠を手に入れよう
いかがでしたか?
パジャマの清潔さを維持するためには、こまめなお手入れが大切です。適切な洗濯方法や洗濯のコツを実践し、汚れや臭いをしっかり落とすようにしましょう。
今回のコンテンツを参考に、パジャマのお手入れを見直して快適で清潔な睡眠を手に入れ、お気に入りのパジャマを長持ちさせてくださいね。