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パジャマの正しい乾かし方

パジャマを長持ちさせる正しい乾かし方
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パジャマを洗濯しているうちに、「肌触りがゴワゴワしてきちゃった」「天日干ししたのになんだか臭くなっちゃった」「パジャマが傷んできちゃった」なんていうことはありませんか?もしかしたらそれは、あなたの洗濯物の乾かし方に問題があるせいかもしれません。

洗濯物を乾かす方法は色々ありますが、それぞれのメリット、デメリットをきちんと理解することであなたの悩みが解決できるかもしれません。今回はパジャマの正しい乾かし方についてご紹介していきます。

目次

パジャマを乾燥機で乾かす方法

忙しい日々の中で、今やほとんどの家庭にあるといってもいいくらい普及した乾燥機付き洗濯機。ドラム式洗濯機や縦型洗濯機に乾燥機能がついている機種のことで、いわゆる「タンブラー乾燥」や「タンブル乾燥」と言われているものです。

ボタン一つで洗いから乾燥まで仕上げてくれる便利なアイテムですが、それをついつい多用してしまってはいませんか?タンブラー乾燥(タンブル乾燥)には、メリットもあればデメリットもあります。

乾燥機を使うメリット

花粉やPM2.5などに悩まされている人も多いですよね。帰宅時には花粉やPM2.5をもちこまないように家の前でブラシで払ったり、玄関で着替えたりと色々な対策を重ねたりしている人もいますが、意外に忘れがちなのがパジャマを干したときについてしまう花粉やPM2.5などの汚染物質です。

せっかく洗濯で汚染物質を落として綺麗にしても、外干しすることで新しく付着してしまい、一生懸命に対策しても意味がなくなってしまいます。毎日寝る時に使うパジャマに汚染物質がついてしまうことを防ぐために、外干しをする必要がなくなる乾燥機を使うことはメリットの一つです。

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乾燥機は時短のために使う以外にも様々なメリットがあります。「景観法で洗濯物を外干しすることが規制されている」「高層マンション住まいで、突風がきつくて外干しができない」「悪天候の時」「浴室乾燥だけでは洗濯物の量が多くて間に合わない」などの場合も乾燥機の使用でメリットを感じることも多いでしょう。

乾燥機を使うデメリット

家庭用の洗濯機に使われている乾燥機は、ほとんどの場合、タンブラー乾燥(タンブル乾燥)と呼ばれる方法を使っています。しかし、タンブラー乾燥(タンブル乾燥)はできるだけ使わない方が良いでしょう。その理由は、洗濯物が極度に縮んでしまうことが多いからなのです。タンブラー乾燥(タンブル乾燥)は、天日干しや浴室乾燥に比べ、3~5倍以上縮んでしまうリスクをはらんでいます。

タンブラー乾燥(タンブル乾燥)は天日干しや浴室乾燥とは違って、60~80度の高温で短時間で乾燥させます。洗濯で水分をたっぷり吸収したパジャマの生地は、繊維配列が崩れてしまい、そこに乾燥の熱を加えてしまうことで圧縮されてしまいます。そのため、洗濯後は少なからず縮んでしまうのです。乾燥機の熱が高温であれば高温であるほど収縮率が大きくなり縮みやすくなってしまいます。

パジャマの素材の中でも、ポリエステルなどの化学繊維の生地のものと比べ、綿や麻などの天然素材の生地のものは特に縮みやすい素材ですので注意が必要です。家庭用洗濯乾燥機(タンブラー乾燥)で乾燥すると、パジャマの生地が熱によって10%以上縮んでしまうことがあります。

また、家庭用乾燥機(タンブラー乾燥)は洗濯槽を回して、洗濯物を回転させながらため乾燥させるため、どうしても洗濯物同士がぶつかって激しく摩擦したり、絡まりあったりして、パジャマの生地の劣化を早めてしまう可能性があります。さらに高温の熱を加えることで、パジャマの生地自体を傷めてしまったり毛玉を発生させやすくしてしまいます。一度傷んだ繊維は元に戻らないため、お気に入りのパジャマや、綿や麻などの天然繊維のパジャマは、乾燥機にはかけないよう注意しましょう。

実は、パジャマに限らずほとんどの服には「タンブラー乾燥(タンブル乾燥)禁止」という表記がされています。どうしても洗濯機についている乾燥機能を使用しなければいけない場合は、そのリスクを承知の上で自己責任で行いましょう。

パジャマを長持ちさせるためには、タンブル乾燥を使わないで自然乾燥させる方法が一番良い方法です。

パジャマは自然乾燥で乾かして生地の傷みをできるだけ防ぎ、長く快適に着られるようにしましょう。

乾燥機で乾かせるパジャマの素材とは?注意事項も解説

雨が長く続いたり、急にパジャマが足りなくなった場合など、どうしても急いで乾燥機を使わなければならない場面もあるかと思います。そんな時はアクリルやポリエステルなどの合成繊維素材のパジャマであれば、他の素材に比べ、乾燥機の高温・回転に耐えられるため、手軽に乾かすことができます。ただし、乾燥機を使用する際には、以下の注意事項を守るようにしましょう。

素材表示の確認: パジャマに付いている表示をチェックし、乾燥機使用が可能かどうか確認してください。

乾燥時間の調整: 長時間の乾燥は、繊維を傷める原因となりますので、適切な時間に設定しましょう。

陰干しの検討: 乾燥機を使用せず風通しの良い場所で陰干しすることも、パジャマの長持ちにつながります。

パジャマの干し方

実は、洗濯したパジャマが乾くか乾かないかのポイントは、風の有無と湿度の低さにあります。太陽がどれだけのぼっていても、天気が良くても、そこは重要ではありません。逆に長時間日光に当てるとダメージを受け、繊維がガザガザになったりすることもあります。パジャマを乾燥機にかけないで乾燥させる方法には、下記のような方法があります。

パジャマの自然乾燥(外干し・天日干し)

パジャマの正しい乾かし方 自然乾燥 天日干し

自然乾燥は、パジャマを干す場合に最もシンプルな方法です。外で干すと風通しがいいため、太陽の光や熱で早くパジャマが乾きます。その分、雑菌の繁殖が抑えられ消臭やダニの防止にも良いというメリットがあります。また、紫外線には殺菌作用があるため虫除けやカビを防止する効果も上がります。

ただし、雨の日や湿度が高い日には、洗濯物が湿気を吸って乾きにくくなってしまうため注意が必要です。また、太陽の下で長時間干し続けたり、昼間の強い光の下で干していると紫外線量が多く、パジャマの生地が傷んだり、色が落ちやすくなってしまったり、乾燥しすぎてしまい生地がバリバリになって肌触りが悪くなってしまうことがあります。

花粉や黄砂、PM2.5などの外の汚れがつきやすいというデメリットもあります。

パジャマの陰干し

陰干しは日光に当てずに乾燥させる方法です。シルクや麻などのよりデリケートな天然素材のパジャマは紫外線に弱く、天日干ししてしまうと色あせや縮みが起きやすくなってしまいます。直射日光を避けて、陰干しをすることで、パジャマの色落ちや生地の劣化を防ぎます。

パジャマの室内干し

雨の日の洗濯といえば「部屋干し」ですよね。天候に左右されず、乾燥機の熱によるダメージも防ぐことができます。

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ただし、部屋干しは外干しに比べてどうしても乾きにくいため、生乾きの嫌な臭いが気になってしまうことがあります。部屋干しの嫌な臭いの原因は、濡れている洗濯物に繁殖する雑菌です。雑菌は湿気を好みますので、長時間パジャマが濡れたままの状態が続いていまうと、パジャマの生地に雑菌が繁殖してしまい、どうしても生乾きの臭いが発生してしまうことに。。。部屋干しで嫌な臭いを発生させないためには、なんといっても速く乾かすことが大切です!

干す前に、乾燥機を5分かける

部屋に干す前にできるだけ低い温度設定で乾燥機を約5分ほどかけると、普通に部屋干しをした時に比べ、洗濯物を早く乾かすことができますのでぜひ試してみてくださいね。乾燥機は空気を含ませながら乾かしていきますので、脱水の時につくシワも少しはマシにしてくれます。洗濯表示で「乾燥機が使えない」表記がされている場合でも、低温で5分程度の使用であれば生地にダメージを与えることもほとんどないと言われていますが、心配があるようなら使用しないようにして下さい。

パジャマを室内干しする時は、風通しのよい場所で干しましょう

風通しの悪い部屋は、洗濯物がどうしても乾きにくく、濡れたままの時間が長ければ長いほど、雑菌が繁殖して臭いが発生してしまいます。空気の流れができるように、窓を2カ所以上開けるようにしましょう。もし窓を開けられない場合は、換気扇を回したり扇風機やサーキュレーター、衣類乾燥機などを使って早く乾かすようにするとニオイや乾き残りの心配も少なくなります

パジャマを室内干しすると時には、干す部屋の湿度を下げるようにしましょう

パジャマがなかなか乾かない原因の一つに、洗濯を干す部屋の湿度の高さがあります。部屋干しをすると、部屋の湿度がどうしても上がってしまうため、できれば除湿機を使うのが良いでしょう。例えば、お風呂場で洗濯物を干す場合、換気扇を回しながら除湿機をあわせて使うと洗濯物の乾きが早くなります。

洗濯物同士を密着させず、風の通り道を作るように干す

パジャマ同士を密着させてしまうと、風が通らず乾くのが遅くなってしまいます。パジャマとパジャマの間にいつまでも湿気が残ってしまって、生乾きの原因にもなってしまいます。

雑菌が繁殖するのは洗濯後5時間が過ぎてからと言われています。生乾き臭を防ぎたい場合は、濡れた洗濯物は5時間以内に乾かすよう気を付けると良いですよ!

浴室乾燥

浴室乾燥機能がついたお風呂の場合は、お風呂の中で洗濯物を干すことができます。浴室乾燥機の一番のメリットといえば「いつでも好きな時に洗濯物が乾かせる」こと。浴室乾燥は、紫外線によってパジャマが傷んでしまうこともなく、24時間しっかり乾かすことができます。大きな音がでないため、夜中でも使うことができたり、冬に干すときでも寒くないというのも嬉しいポイントですよね。

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換気扇だけでは湿度を下げるのにどうしても時間がかかってしまいますが、浴室乾燥機を使えば浴室内を温めながら換気することができるため、乾燥を早めることができるので、雑菌が発生しにくくなり、部屋干し特有のにおいも発生しにくくなります。また、浴室乾燥機は洗濯物を乾かすだけではなく、浴室内の乾燥もできるため、カビを防止してくれたりというメリットがあります。

浴室乾燥機は、月に1回はフィルターを掃除しよう

浴室乾燥機のフィルターは定期的に掃除することが大切です。フィルター掃除は面倒だなと思う人も多いかと思いますが、浴室乾燥機を使っていると、浴室内の空気を取り込む際にホコリなどの汚れも一緒に吸ってしまうため、放置しているとカビやニオイの原因になってしまいます。

また、浴室内なので干すスペースにどうしても限りがあり、沢山の洗濯物を一度に乾かすのは難しく、干しすぎてしまうと乾きにくくなってしまいます。一度に干さず2回に分けて干せばスペースを確保することができるものの、問題なのは電気代です。2回に分けて干してしまうと電気代が2回分かかってしまったり、洗濯物を干している間はお風呂に入ることができないという点は大きなデメリットといえるでしょう。

浴室乾燥機と洗濯乾燥機の電気代を比較してみると、洗濯乾燥機のほうが短時間で洗濯物が乾く分安くすみます。ただし洗濯乾燥機は洗濯物を回転させながら乾燥させたり高温になってしまう分、衣類への負担は洗濯乾燥機のほうが大きくなります。浴室乾燥機の方が衣類の縮みやシワは軽減できるため、外干ししていたけど、夕方になっても乾ききらなかった場合など、一番最初から使うのではなく、ある程度乾いてから最後の仕上げ程度に浴室乾燥を使うと良いでしょう。

パジャマを乾かす時におさえておきたいポイント

洗う時、パジャマは表側か裏返しにするのかどちらが正解?

前回の記事でお伝えしたように、パジャマを洗う時は裏返しにして洗った方が生地が傷まず、汚れも落ちやすいです。洗う時だけに限らず、干す時も裏返しのまま干すとパジャマの生地の傷みや色あせなども防止してくれます。小さなひと手間で生地の傷みをふせぐことができますので、ぜひお家でもやってみてくださいね。

パジャマを干す時はパジャマを裏返して干すようにしましょう。

パジャマを干す時間帯はいつが正解?

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太陽は朝には低く、昼になるにつれどんどん高くなり、夜になると沈んでしまいます。太陽の位置によっても、乾き具合だったり、紫外線の量が変わったりするので、いつ洗濯物を干すのが正解かわからない方も多いのでは?パジャマを干す時間帯によっても気を付けるべきポイントが変わってきますので、チェックしてみてくださいね。

朝にパジャマを干す場合

朝は太陽がまだ低い位置にあるため、紫外線の量が少なく洗濯物の生地が傷みにくいのですが、季節によっては気温が低かったり、朝露などの湿気から乾きにくいこともあります。短時間で洗濯物を取り入れようとする場合には完全に乾いておらず、生乾きの臭いが残ってしまうことがあるため注意が必要です。朝からパジャマを干す場合は、できるだけお昼頃まで干して、完全に洗濯物が乾いてから取り込むようにしましょう。

昼にパジャマを干す場合

昼は太陽位置が一番高く、洗濯物がすぐに乾くため生乾きが起こりにくく、気になる生乾きなどの臭いが残りにくい時間帯です。ただし、紫外線量が一番多い時間帯でもあるため、パジャマの生地が傷みやすいというデメリットもあります。

パジャマの色は淡いものや、柄物、ネイビーなどの濃色が多く、それらは太陽の光をうけて色あせしやすいため、昼にパジャマを干す場合はできるだけ干す時間を短くするように注意しましょう。

夜にパジャマを干す場合

夜は太陽が沈んでいるため、パジャマの生地が太陽で痛むことがありませせん。湿度が低い春や秋、よく風が通る夏の夜間など、特に夏の時期であれば昼に干す場合と大差なく乾かすことができます。天気がよかった日の夜や、次の日に雨がふらないカラっとしたお天気の時は、夜に外干しする方が部屋干しより早く乾くこともあるので、仕事をしている方やどうしても夜にしか洗濯できない方にも、季節は限定しますがおすすめの時間帯です。洗濯物が日焼けせず、人通りが少ない分昼間より外気の汚れやホコリが付きにくいのもメリットの一つです。

ただし、特別な季節を除き、どうしても夜は湿気が多い時間帯になります。風があまりふかないため乾きにくく、生乾きの臭いが残りやすいというデメリットもあります。時間がないから夜にしか干せない人は、洗濯物を取り込んだ後に乾燥機を軽くかけると良いでしょう。

また部屋干しで夜のうちに乾かなかった場合でも、まだ諦めないで!朝起きてすぐに外に干しなおすことで生乾き臭が発生しないうちに乾かすことができる場合があります。気づいたら即、移し替えるようにしましょう。ただし、外に干し直そうとしたときに天気が良くない場合や雨の日は、無理して外に干さず乾燥機に頼る方が良いでしょう。

もこもこ素材は乾燥機+自然乾燥でふわふわに

もこもこ素材のパジャマの場合は、タオルと同じで柔軟剤で洗濯したあと乾燥機を使用することでより一層ふわふわに仕上がるため、乾燥機を使用したい人も多いですよね。でも、洗濯表示を見ると、もこもこ素材のパジャマは、乾燥機不可になっていることがほとんど。

そんな場合には、パジャマが半乾きくらいの状態で乾燥機を止めたあと、10~20回ほどバサバサとよく振ってから自然乾燥をすると良いでしょう。 もこもこパジャマを軽く半分に折りたたみ、畳んだ服の間に指をかけてしっかりと10~20回ほどバサバサと振るのがポイントです。ふることで濡れて寝ていた毛足が立ち上がってくるので、乾いた時にモコモコしやすくなります。

もっとモコモコのボリューム感を出したい場合は、50~100回ほどバサバサとやり込むとボリュームがアップします。しっかりとさばくことでよりふんわりと仕上げることができるので試してみてくださいね。

まとめ

いかがでしたか?

正しいお洗濯方法やパジャマの正しい乾かし方を知ることでお気にいりのパジャマを長く使うことができたり、気持ちの良い肌触りを長続きさせることができます。

お家で気軽に試せることばかりですので、ぜひチェックして実践してみてくださいね。

あなたのお気に入りのパジャマが少しでも長持ちしますように。

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